だいさく NOSAI獣医日記

強みをみつけ、チャレンジを与えられる獣医でありたい

学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない

この言葉は、1998年フランス代表がワールドカップで初優勝したときのアシスタントコーチであるロジェ・ルメール氏の言葉です。ワールドカップは4年に1回ありますが、この年のワールドカップはフランスの自国開催だったので、何が何でも良い成績を収めなくてはならないという意識があり、誰を監督やコーチにするか人選に多大なエネルギーを使ったと想像します。そこで選ばれたコーチです。

後輩や子供に「教える」というのは本当に難しく、教えているうちに自分が教わっている感覚にもなり、自分に足りないものに気づかせてくれることを学んでいる感覚に頻繁になります。

教えるには、高度な知識と技術があれば教えることができるのか?

この問いに関して、賛否両論あると思いますが、確かに本当に理解していないと教えることは難しいと自分は思います。だから勉強して知識と技術を高め、自分のアップデートを繰り返し継続することは、教える人の責務だと自分は思います。

しかしながら、高度な知識と技術があれば本当に教えることができるのか?

というと、まだそれだけでは足りないとも思います。

「教え方」を学ばないといけないと思います。

良いプレイヤーが良い指導者になる、訳ではないと自分は強く思います。

自分もできない時期が当然ありました、今もできないことが山ほどあります。なので、それを忘れることなく、相手(後輩や子供)の立場に立って考えることを常に意識し、どうしたら相手が理解し行動に移し結果を残せるようになるのか、そのやり方を学び続けていきたいと思っています。

相手がいて初めて指導者が成り立つ関係なので、そのやり方も相手次第であると思います。だから、やり方に正解はないことは理解しつつも、より適切なやり方に一歩でも近づけるように勉強していこうと思っています。

また、自分が大好きな元日本代表監督のイビチャ・オシム監督の言葉があります。

「選手がチャレンジするということは、コーチにとってもチャレンジである」

つまり、後輩や子供は毎日がチャレンジです。なので、プレイヤー兼指導者の立場でもある自分もチャレンジを続けたいと思います。そして、自分はどこに対してチャレンジするのか、これも大切になると自分は思います。

指導者としての在り方を考えさせられることが最近多いので、自分なりに今勉強している最中です。

教える・教わるの関係が上手くいくためにも、日々のコミュニケーションを大切にしていきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。