だいさく NOSAI獣医日記

強みをみつけ、チャレンジを与えられる獣医でありたい

PGF2α(プロスタグランジンF2α)の使い方

引用元 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

乳牛の繁殖障害治療でPGF2αを使う先生は、一度は読んでみる価値のある論文と感じました。

2021年のこの論文では、

①PGの倍量投与

②24時間間隔でのPG2回投与

を推奨しています。

自分も②を使っていますが、受胎性が良いです。

黄体退行が不完全で授精時にプロジェステロンが下がりきらない場合、精子の遊走などに悪影響があると報告されています。

よって、①や②の方法は、黄体退行をより確実なもののとし、プロジェステロンをとにかく下げるのに役に立つと言われています。