だいさく NOSAI獣医日記

強みをみつけ、チャレンジを与えられる獣医でありたい

知らないということを自覚することの大切さ

今年から大動物獣医療の雑誌である「家畜診療」の中央編集委員を担当しており、その一部として、その年に家畜診療に投稿された日本全国の先生方の研究論文、症例報告、短報の中から「家畜診療賞」という年間優秀賞を選ぶ仕事があります。

選ぶためには、今年投稿されたそれらの論文等を全て読む必要があります。しかしながら、これらは毎月発行されている家畜診療誌で今年すでに掲載されているので、毎月読むチャンスはあったはずですが、自分が興味のある分野以外は読んでも全て頭に入りきらず、忘れているのも申し訳ないですが正直ありました。

しかしながら、審査をする以上、改めて読み込むことが大事、と思い読んでいたら、獣医療技術、獣医療知識、畜産技術、畜産知識、農家さんとのやり取りなどについて、自分が知らないことがなんて多いことか。

自分が知らないということを知る、自覚するチャンスを、中央編集委員を担当させていただいたことによって、得ることができました。

獣医療や畜産業における全てのことを知ることは、自分自身はできないと正直なところ思っています。だからこそ、自分が知らないということを知っておく・自覚しておく姿勢でいることはすごく大事だと自分は思います。

知っているつもりにならないように、戒めなければならないことを痛感しました。

 

今回の経験と先日読んだ本の中から学びを一つ得ることができました。

家族や、会社の先輩や後輩との対話の中でも、もし自分がそのことについて知っていても、まだ知らないことがある、ということを自覚して、教わる姿勢でいることが大事、ではないかということです。

あとは実際に行動するだけです!

最後までお読みいただきありがとうございます。